給付金システム〈The給付〉
低所得者支援及び定額減税補足給付金(うち不足額給付)に対応
給付金システム〈The給付〉は、国や自治体における給付金事業を支援する自治体様向けシステムとして、多くの自治体様にご利用いただいております。また、さまざまな新しい給付金事業に、柔軟に対応してまいりました。
今回、令和6年6月26日に全国自治体様向けに通達されました「低所得者支援及び定額減税補足給付金(うち不足額給付)」に基づき、「不足額給付」に対応いたします。
「定額減税補足給付金(うち不足額給付)」への対応
〈The給付〉では「低所得者支援及び定額減税補足給付金(不足額給付)」に対応した機能を提供します。
内閣官房「低所得者支援及び定額減税補足給付金(うち不足額給付)概要資料」の図を一部加工
システムについて
「低所得者支援及び定額減税補足給付金(不足額給付)」で実装予定の機能と業務の流れは以下の通りです。
※6/26に全国自治体に通達された情報を基にしております。情報が変わった場合は変更の可能性があります。
※自治体様の独自の給付金については、別途個別の対応が必要となります。
控除不足額の計算について
〈The給付〉では、控除不足額の算出について、国資料に記載の内容に則り、下記のパターンを想定しております。
■所得税分控除不足額の算出
- ①「確定申告書」の【㊹「令和6年分特別税額控除」-㊸「再差引所得税額」】から算出
- ②「給与支払報告書」・「公的年金等支払報告書」の摘要欄から算出
- ③「不足額給付のための算定ツール」を利用して算出
■住民税分控除不足額の算出
- ①「各市町村の税務システムに取り込んでいる個人住民税課税情報(所得金額や人的控除等の情報)」から算出
- ②「不足額給付のための算定ツール」を利用して算出
内閣官房「低所得者支援及び定額減税補足給付金(うち不足額給付) 概要資料」抜粋
所得税分控除不足額の算出
①「確定申告書」の【㊹「令和6年分特別税額控除」-㊸「再差引所得税額」】から算出するパターン
所得税分控除不足額の算出
②「給与支払報告書」・「公的年金等支払報告書」の摘要欄から算出するパターン
所得税分控除不足額の算出
③「不足額給付のための算定ツール」を利用して算出するパターン
所得税分控除不足額の算出
★〈The確定申告Ⅴ〉を導入している場合
住民税分控除不足額の算出
①「各市町村の税務システムに取り込んでいる個人住民税課税情報(所得金額や人的控除等の情報)」から算出するパターン
住民税分控除不足額の算出
②「不足額給付のための算定ツール」を利用して算出するパターン
システム機能概要
システムの特徴
本システムは「低所得者支援及び定額減税補足給付金(不足額給付)」に対応いたします。
定額減税しきれない方への給付を行います。
想定される対象者
① | 当初調整給付の算定に際し、令和5年所得等を基にした推計額(令和6年分推計所得税額)を用いて算定したことなどにより、令和6年分所得税及び定額減税の実績額等が確定したのちに、本来給付すべき所要額と、当初調整給付額との間で差額が生じた者 |
② | 個別に書類の提示(申請)により、給付要件を確認して給付する必要がある者であって、以下のいずれの要件も満たす者
|
③ | 令和6年1月2日以降転入者 |
想定される支給方法
想定される対象者① | プッシュ型:対象者に確認書を送付し、過去給付金の支給口座又は確認書に記載された口座に支給 |
想定される対象者②、③ | 申請型:申請書の送付は行わず、住民からの申請書の提出をもって審査・支給 |
主な機能
データ取込機能 | 住基データ、住民税(定額減税可能額、定額減税前所得割額)、所得税(所得税額)、各種マスタデータ、過去給付金支給情報(低所得世帯向け給付(R5非課税給付等、R6非課税化給付等) 、調整給付) |
対象者管理 | 支給対象者判定、不足額給付の算出、口座情報紐づけ(前回給付口座、公金受取口座等)、支給対象者管理、口座振込データ作成 |
主な帳票
お知らせ文書、確認書、申請書、決定通知書、返戻書、却下通知書、勧奨通知書、統計情報、チェックリスト